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    【コラム】yoshiharu:eSports 台湾滞在記#1『「4-0」というこだわり』


    タイトル:DeToNator.KR Overwatch部門の「4-0」というこだわり

    3/12 Overwatch Contenders Pacific season1 が始まる前の記者会見(記事)にて
    DeToNator.KR Overwatch部門コーチであるSungwooは
    「目標はただの一つのゲームも負けないこと」と自信を持って宣言しました。
    またメンバー全員がそのコーチの宣言に同意します。

    ただの一つのゲームも負けないこと すなわち全ての試合を「4-0」で勝つこと
    それが彼等のこだわりでした。

    宣言通り、彼等はweek1,2,3の試合を危な気なく「4-0」で勝利し
    また変わらぬとても厳しい練習の日々を送ってきました。

    しかしweek4 対HKA戦で 2map目であるNumbaniを落とし、その日の結果は「3-1」で勝利という形になりました。

    HKAは2017 OPC season1の頃から存在感を示してきた強豪です。
    1本落としたとはいえ、結果的には3-1での勝利なのでいいじゃないか、と思われる方が多いかもしれません。

    しかし試合後の彼等の様子は 「敗北者」 そのものでした。
    特にコンディションが悪かった選手からは深い落ち込みや悲哀、また悔しさが滲み出ていました。
    彼等の「こだわり」がそれだけ大きかったことが伺えます。
    その「こだわり」が達成できなかったことが、彼等のメンタルやコンディションにどのような影響を与えるのか
    自分は少しばかり心配になりました。

    自分は彼等が少しでも良い環境で練習が送れるようサポートしています。時にはゴミ捨てやトイレ掃除すらも。
    そのサポートを行っている理由は、彼等のプロゲーマーとしての日々の練習、ストイックさ、その姿勢を尊敬しているからです。
    しかし彼等は未だ平均年齢19歳で、若い子ばかりです。
    自分は27歳で、歳の分少しばかり彼等より辛酸をなめてきた経験があり、また身近でサポートしている分、情も沸いているので
    試合後の彼等の様子を見ていると何かしらの言葉をかけてあげたくなりました。
    しかしながら、かけてあげられる言葉は探しても見つからないですし、また声をかけてあげられる立場でないように感じました。
    仮にかけてあげられる適切な言葉があったとして、それを自分が言ったとしても届かないでしょう。
    コーチとメンバー6人で超えていかなければならない問題です。

    その後の彼等の様子を見ていると
    自分が少しばかり心配になった「こだわり」を達成できなかったという問題はきっと杞憂に終わるだろうという考えが持てました。
    落ち込みや悔しさは滲み出ていましたが
    それぞれがそれぞれとコミュニケーションを取り合いケアし合っていましたし

    コーチからは
    「1本落としたのは悔しいが、先のことを考えると今の段階で1本落としておいてよかったのかもしれない。
    今はレギュラーシーズンで、必要な結果はプレイオフに出場するための権利を獲得すること。
    プレイオフはシングル・エリミネーションのトーナメントなのでそこで初めて1本落としメンタルに影響を与えられたら困る。
    シングル・エリミネーションのトーナメントは一度負けたら終わりで挽回はできないから。」
    という大会の純粋な結果だけを冷静に見つめた言葉を聞けました。

    リーダーからは
    「自分の目標はもっと高いところにある。自分はOverwatch界でLoLのFakerのような存在になりたい。これからもただ前に進むだけ」
    という更なる前向きな言葉を聞けました。

    彼等の最後のゴールや最終目標を考えれば
    彼等の「4-0」というこだわりは、単なる言葉のこだわりでしかないのかもしれません。
    自分自身に負荷を与え日々の練習をよりストイックにこなすための言葉の道具でしかないのかもしれません。
    彼等の今後の更なる成長を期待します。

    2018年04月24日

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